2010年06月20日

丹羽正治語録(2)

■ 丹羽会長の基本

「人間観」
原点にあるのは人間は素晴らしい存在だという人間観。幸之助さんは部下をものすごく叱(しか)っても「わしゃあ、君ならできると思うてたんや」と相手の本質を肯定する言葉が出る。テクニックではなく、人間観が根底にありました。
→「衆知経営」とか「共存共栄」、「水道哲学」等々、いろいろありますが最も分かりやすいのは、「素直な心」 「企業は社会の公器」「全ての活動はお客様のために」「日に新た」。rouault_w12.jpg

「任して任さず」
おやじの思いを私なりに消化してみると、それは「任して任さず」ということである。
「任す」といわれたからといって、全く勝手にやっていいというものではない。「任すぞ」という側は、そういいながらも、一方では肝心なことはその思いの流れを汲んで欲しいし、相談もしてほしいと考えている。またそうしてくれる人間だと判断したからこそ任せたのである。
任された方も、「勝手にやる」のでなく、いつも「おやじならどう考えるだろうか」ということに思いもめぐらせて経営をしていくことが求められる。これが「任して任せず」のルールである。
このルールを守ってきたからこそ、松下グループ全体が一つの経営理念の下に、強い団結を誇ることができたのである。
→三洋電機の井植歳男さんは、「任された以上は自分の思い通りやりたい」と考え、松下を出ていった。会社組織で最も難しいのは上下関係につきるが、この考え方を理解出来るまでには相当な時間が必要。
結局は、世の中すべて「信頼関係」の上に成り立っているということ。


「幸之助の教え」
仕事がうまくいったときは、(自分の力だとは思わず)僕はしあわせだと思う。
うまくいかなかったときは、(運が悪かったとは思わず)ぼくが悪かったと思う。例えば汽車に乗り遅れたとき、「おれが悪かったから汽車に乗れなかった」と考えれば、「次からはもっと早く行こう」ということで改善がはかれる。「運が悪かった」と思う人はまた乗り遅れるにちがいない。
→幸之助の歴史を見ると、殆どの場面で逆境を順境にして成功してきている。凡人はこの姿勢を貫けないところが凡人です。

「後藤静香の教え」
胸にえんえんと燃えるものを持とう。火が消えて何ができる。
自分の生活そのものが、何よりも楽しみだという生き方がある。
目先の欲が、いつもあなたを不幸にしています。
→幸之助が真言宗高僧の加藤大観師を拠所としていたように、会長も社会教育家の後藤静香(せいこう)の思想に強く影響を受けています。「権威」という本を会長自費で配布されていたので「PHP」とともに愛読書であった。
  →http://www.vesta.dti.ne.jp/~m-forest/
本気ですれば たいていな事はできる   本気ですれば なんでも面白い
   本気でしていると たれかが助けてくれる
     人間を幸福にするために本気ではたらいているものは
         みんな幸福で   みんなえらい
  
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